相続人になれない人ってどんな人?

遺産を相続できるかどうかには、いくつかの段階があります。まず、大原則は亡くなった方との間に、血縁関係や婚姻関係があることです。ちなみに、テレビなどで赤の他人に全財産を相続させる旨の遺言が公開され、親族一同が驚く、というシーンがありますが、遺言であってもそのようなことはできないのです。遺言により、「遺贈」という形で第三者に遺産を残すことはできますが、それでも血縁関係者には慰留分の権利は残るのです。
 さて、この条件を満たしても、相続人になれないケースがあります。これを民法では「相続欠格」と呼びます。次のような場合、その人は相続欠格となります。おおまかに言うと、違法行為によって遺産を得ようとしたり、相続の順位を上げようとした場合です。もっと具体的に言うと、殺害や詐欺、脅迫によって遺産を得ようとしたり、遺産を法に定められた分より多く得ようとした場合です。また、遺産を残す人に生前、多大な迷惑をかけたり侮辱的な言動があった場合、その人が家庭裁判所に届け出るか、遺言にその旨を記入すれば「相続廃除」となり、遺産を受ける資格を失います。ドラマの中のセリフなら「ワシの遺産はあんな穀潰しにビタ一文やるものか」という訳です。

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